台湾グルメ通も納得!「永楽担仔麺」の奥深い味わいは、孤独のグルメだけじゃ語れない

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遅ればせながらやってきた聖地。孤独のグルメで取り上げられた超有名店「永楽担仔麺」にやってきました。迪化街にはさんざん行っていたけど、なぜかスルーしていたこちらのお店。いや、ミーハーじゃないし孤独のグルメも再放送しか見たことないし、別に興味ないし…行列すごいし。というのは言い訳として、いつかは訪れたいと思っていたお店についに行くことができました。

永楽担仔麺の場所

迪化街の入り口、永楽市場隣にある飲食街の一角にあります。
中央に見える黄色の暖簾のお店です。年季が入っています。隣のお店も非常的人気店

この日訪れたのは午後2時付近。昼のピークも終え、行列に並ぶことなく店内のテーブルにありつけることができました。時間によっては行列すごいのでご注意を。

メニューは安心の定番品ばかり

店内に入り、テーブルの上に置いてあるメニューに頼みたいものを注文します。
とその前に目立つ張り紙がこちら。
あの五郎さんがやってきた証拠です。食べたものも五郎セットとして販売しています。でも五郎セットという商品はなく、正しくは「鶏肉飯弁便當」です。最人気商品だからか、メニューの内番上に書いてあります。

今回は、スープ類として蚵仔湯(牡蠣のスープ)を頼みました。わくわく。

おかずがおいしい

注文して3分。すべてのメニューが着丼しました。まずは五郎セットです。
おかずの方は、白菜、小松菜、豚ほほ肉?、煮卵の4点セット。肉はどこの部位か正確にはわからなかったんですが、ほほ肉かな?
後は鶏肉飯です。繊細な仕事を感じるビジュアル。

早速実食です。まずは肉から。
肉は柔らかく臭みがなく、甘じょっぱい味付け。やっぱりほほ肉ではないかな?と思いますが詳細は不明です…。あっさりしていてごはんのお供に最適。
次は小松菜。正直小松菜かどうかも自信がないんですが、シャキシャキしていて新鮮そのもの。湯がいただけなのに台湾飯に変貌するこのたれが、ただの葉野菜を進化させています。
次は白菜。五郎さんも言っていたように「わしわしいけるぞ」って感じ。くったくたに茹でられていてこれもごはんのお供に最適です。

最後は茹で卵です。台湾のごはんでは鉄板の煮卵。

しっかりと味がしみ込んでいて、八角などの香辛料の香りもほとんど感じず、日本人には食べやすい味です。

すべてのおかずはもうパーフェクト。これ以上ない満足感です。
極めつけはこの鶏肉飯(ジーローファン)。鶏肉が細かく細かく裂いてあって、手作業で細かい仕事をしているんだなぁと思いました。
味付けは、少し甘め、しっかり塩味のハードパンチ系。たれがたっぷりかけられていて、白米も最後まで楽しめる、つゆだくタイプ。鶏肉は細かく裂いてあるのでぱさぱさ感もなく食べやすいです。

そして最後はおまけのスープ。台湾食堂では牡蠣のスープかハマグリのスープ推しの私ですが、特に牡蠣のスープはおすすめ。
ビジュアルがあっさりしていますが、これがおいしいのです。

中に沈んでいる牡蠣は相当小ぶりですが、これが台湾の牡蠣スープの定番。味がみっちり凝縮されていて、小粒なのにその存在感はオイスターバーで食べる大ぶり牡蠣にも引けを取らない味です。プリプリしていてめちゃんこおいしい。
スープも牡蠣の味が染み出していて、針ショウガが味引き締めていてバランスばっちり。今度はハマグリスープも食べたいと思う一品でした。
あの五郎さんが食べた料理、というだけでも感慨ひとしおではあるんですが、台北の中でも愛される老舗の食堂の料理、として食べたときにも感動はひとしお。ぜひ台湾グルメの一角として、ミーハーな側面だけではない永楽担仔麺の料理を楽しんでもらいたいです。

永楽担仔麺
【場所】https://maps.app.goo.gl/GHYkgKAdq4pGzVgy8
【営業時間】11:00-19:30
【定休日】不定休
店内にはいぶし銀なメニューも張られていて、歴史を感じる一幕でした。