
もはや絶対的定番といえる阿城鵝肉(アーチェンアーロゥ)。何のことやら、という方もいると思いますが、台北で絶対的なガチョウ肉料理の有名店です。ほぼ、台湾リピーターなら確実にいったことのあるお店で、台湾初心者でもガイドブックで必ず目にする伝説的有名店です。
そして大変な行列店であるこちらのお店。行く前に日本からウェブを通じて予約をしておいたんです。google mapから、inlineというサービスを経由して予約したんですが、予約後にメールで予約番号など連絡があるはずなんですが、全くなく、でもウェブ上では予約が完了している様子だったので、手ぶらでお店に訪問したらやはり予約番号が必要だったとのこと…。
そんな阿城鵝肉。行くのであれば予約必須であるのですが、その予約が日本からだとなぜか難しかった…。なので予約なしで入れるのか?も検証しました。
阿城鵝肉 吉林2店
今回は二回目の訪問ですが、行ったのは、阿城鵝肉の2号店にあたる阿城鵝肉 吉林2店です。と言っても場所は本店のほぼお向かい。
最寄りでいうと行天宮駅です。
もちろん、ガチョウ肉店の定番、店頭に切る前のガチョウがごろり。照り感が食欲をそそる…。

そして大変な行列店であるこちらのお店。行く前に日本からウェブを通じて予約をしておいたんです。google mapから、inlineというサービスを経由して予約したんですが、予約後にメールで予約番号など連絡があるはずなんですが、全くなく、でもウェブ上では予約が完了している様子だったので、手ぶらでお店に訪問したらやはり予約番号が必要だったとのこと…。
致し方なくウォークインで入れるか聞いたらOKとのこと。確かにお店は席が空いており、大変な混雑というわけでもありませんでした。ちなみに訪問したのは火曜日の16時くらい。ねらい目は、15~17時くらいで、その他の時間はおそらく予約でいっぱいだと思います。
さて、お店に入って案内されたのは二階席でした。こちらも広々清潔です。
ガチョウ肉以外もおすすめ
今回絶対に頼もうと思っていたのが、鵝頭(ガチョウの頭、脳みそ)と鵝肝です。いずれも他のお店で食べて大変おいしかったので頼もうとしたのですが、既に売り切れとのこと…。希少部位を狙うなら、なるべく早めの時間がいいでしょう…無念。
気を取り直して、メニューを改めて眺めます。

じっくり眺めると実にいろいろな料理があります。写真付きメニューもあるのでご安心を。
さて今回頼んだのは鵝肉(部位不指定)220元、鹹蜆(キャムラー;しじみの醤油漬け)50元、黄金筍(筍の煮物)90元。それとビールです。肉以外は初めて頼むものばかり。胸が膨らみます。

じっくり眺めると実にいろいろな料理があります。写真付きメニューもあるのでご安心を。
さて今回頼んだのは鵝肉(部位不指定)220元、鹹蜆(キャムラー;しじみの醤油漬け)50元、黄金筍(筍の煮物)90元。それとビールです。肉以外は初めて頼むものばかり。胸が膨らみます。
まずは鵝肉。唯一無二
ミシュラン審査員もうなる味ですが、何より地元の方に長年愛されてきたというのがおいしさを物語っていると思います。何度食べてもまた食べたくなる味とはまさにこのこと。
首を長くして着皿するのを待つ間に、つけタレを取りに行きます。
その間に冷蔵庫からビールをかっぱらい、飲んでいてもいいでしょう。
そうこうしているうちに来ました、鵝肉です。丁寧に切られ繊細に盛り付けをされています。
何よりもこの照り。燻製肉ならではの香ばしい香りが漂ってきます。じゅるり。
早速何もつけずに一口。相変わらずガチョウの油が肉から染み出てきて、とてつもなくジューシー。そして柔らかく、ローストされたような香ばしさをガツンと感じます。塩味も程よくついているので、これだけでも十分おいしい。
そこに甘じょっぱソースを絡めて食べると、コクが出て肉の味をふくよかにしてくれ、これまたおいしい。ご飯でもビールでもなんでも合います。これが日本で食べられたら…!
一皿1~2人前ということですが、さすがに一人で食べるには少々量が多いかも。大満足な量です。実は蜆の醤油漬けも必食でしょう
食べたい食べたいと思い続けてきてなかなか巡り合わなかった蜆の醤油漬け。いわゆる台湾式居酒屋の熱炒(ラーチャオ)では鉄板メニューなんですが、一般的な食堂にはあまりなく、今まで食べることができませんでした。ところがこのような有名店で巡り合うとは…。
そしてこの量で50元…。ありえないコスパです。
部位によって若干食感が異なり、少し歯ごたえのある部位もジャックジャックと食感が面白い。阿城鵝肉はサイドメニューの布陣も最強であることを改めて実感。
鵝肉以外の魅力もたくさんある阿城鵝肉。いつもの肉だけではなく、もう少し踏み込んで他のメニューを楽しむのが、二回目以降のお楽しみでしょう。もちろんビールも一緒に。
阿城鵝肉 吉林2店
ちゅるりと一つ食べると、しっかり醤油に使った蜆が柔らかく、コクがあっておいしい。いやこれ食べたことなかったんですが、すごくおいしいです。単純に蜆を醤油で漬けただけのシンプル料理なんですが、少しニンニクの風味もして、ビールが進む君。正直鵝肉よりもパンチが効いていて印象に残った一皿でした。
いいんだよ、こういうので
最後は黄金筍です。筍と言えば、台湾の夏の風物詩。マヨネーズと合わせて食べる旬の筍は夏の台湾でしか食べられない重要なメニューでもあります。
こちらでは通年煮物を食べることができ、地元ではおいしいと評判。なんせ黄金筍ですから。というわけで地元民の熱烈アピールに負けて注文しました。
こちらが黄金筍。細身の筍をざっくり切って煮込んであります。
出汁がすごく効いていて、凝縮されたうま味のスープにつけられた黄金色の筍。パクリと食べると、シャクシャクの食感に加えてうま味がじゅわー。筍は非常に柔かく、味付けともに抜群です。こちらもビールが進む君。部位によって若干食感が異なり、少し歯ごたえのある部位もジャックジャックと食感が面白い。阿城鵝肉はサイドメニューの布陣も最強であることを改めて実感。
鵝肉以外の魅力もたくさんある阿城鵝肉。いつもの肉だけではなく、もう少し踏み込んで他のメニューを楽しむのが、二回目以降のお楽しみでしょう。もちろんビールも一緒に。
阿城鵝肉 吉林2店
【営業時間】11:30~21:00
【定休日】不定休