【エジプト一人旅その9】アブシンベルで大地を感じる

前回はこちら
アスワンに来るのは、みなアブシンベル宮殿を見に行くためです。アスワン自体はスークのある観光街なので、古代遺産に溢れているわけではありません。なので、アスワンに来たからには、アブシンベル宮殿を見るツアーに参加しましょう!

ツアーの概要

どのホテルでも、アブシンベル宮殿を含めたツアーが開催されています。私の泊まったヤスィーンホテルでは、85EPで参加することができました。ただ、ツアー内に訪れる場所の入場料は別なんである。。さて、ツアーの行程は以下のようになっておりました。

アブシンベル宮殿

アブシンベル宮殿のあるところは、アスワン市街地から遠いので、なんと朝3時出発!です。寝坊しないようにツアー参加者の部屋にホテルのスタッフが朝ごはんを届けに来てくれました。様々なホテルから客をピックアップし、ワゴンに揺られること4時間、アブシンベル宮殿に到着しました。ここは赤道にほど近いため、非常に暑い場所です。

アブシンベル宮殿は岩山を削るようにして作られた巨大宮殿です。実はこの宮殿は以前は別のところにあったのですが、アスワンハイダムを作る際に水没する場所にあったため、ブロックに分割して移動された経緯があります。正面に鎮座する4つの像は、いずれもラムセス2世の肖像ですが、若い頃から青年期までを描いたものです。
アブシンベル宮殿 ツアー イシス神殿 フィラエ神殿 切りかけのオベリスク アスワンハイダム
アブシンベル宮殿の正面

アブシンベル宮殿 ツアー イシス神殿 フィラエ神殿 切りかけのオベリスク アスワンハイダム
とにかく大きい

アブシンベル宮殿 ツアー イシス神殿 フィラエ神殿 切りかけのオベリスク アスワンハイダム
ラムセス2世
アブシンベル宮殿の中は写真撮影禁止なのですが、内部も凝った壁画が施されており、一見の価値ありです。
アブシンベル宮殿の後は、また車に揺られながらアスワンにほど近いアスワンハイダムに向かいます。

アスワンハイダム

総工費約1000億円をかけて1970年に完成したナイル川をせき止める巨大ダムです。砂漠の緑化や水力発電などに利用されています。

アブシンベル宮殿 ツアー イシス神殿 フィラエ神殿 切りかけのオベリスク アスワンハイダム
アスワンハイダムのウエルカムボード

アブシンベル宮殿 ツアー イシス神殿 フィラエ神殿 切りかけのオベリスク アスワンハイダム
アスワンハイダムの構造
アブシンベル宮殿 ツアー イシス神殿 フィラエ神殿 切りかけのオベリスク アスワンハイダム
上流側を見た写真
ダムの上にかけられた道路からの見学になり、その大きさゆえ全貌を掴むことができません。ただとにかく大きいということはわかります…!
見学時間も短く15分くらいだったので、みんな写真を適当にとり次の目的地であるイシス神殿へ。

イシス神殿

イシス神殿はフィラエ神殿の一部であり、イシス女神を祀ったものがイシス神殿です。イシス神殿は島にあります。ツアーとしては不親切なのですが、島のそばまで車で行き、あとは自由行動となっており、イシス神殿に行くも行かないも自由となります。なんだか船で渡るのにもチップを要求されたり、時間通り返ってくるのが難しそうな雰囲気だったので、私はパスしました。イシス神殿の詳細はこちら を参考に。

切りかけのオベリスク

切りかけのオベリスクは、採石場からオベリスクをまさに切り出さんとしている状態で遺跡化した観光地です。アスワンは古くからいい花崗岩が取れるようで、オベリスクの生産場となっていました。しかしこの場所、私はいけませんでした…。予想したとおりイシス神殿に入りこんだツアー客が予定時間を過ぎても帰ってこず、タイムオーバーでスキップされてしまいました。。残念。これもエジプトクオリティですね。ですので、こちら をご参考にm(__)m

とうわけで、アブシンベルツアーはいかがでしたでしょうか。帰ってきたのが15時くらいで、お昼ごはん休憩もなしのぶっ続けなので多少しんどいですが、十分楽しめる内容です。もし真夏に行くのであれば、赤道付近のアブシンベルは50度近くまで気温が上がるみたいですので気をつけてください。

その10はアスワン市内の散策です。