69年以上愛される名店が台北駅の裏側にあります。その名前はそのまんま69年老店。あまり観光客が行きつかない裏路地にあるものの、地元の人でいつもにぎわっています。台北老舗の味を体験してきました。
正式名は「69年老店面攤(米粉湯)」の場所
お店は台北駅の裏側に新しくできたショッピングモール「京站時尚広場」の裏路地にあります。
台北駅からも5分程度で行ける距離にあるので、使いやすいお店といえますが、何せこんな感じの道を行くので、若干の勇気は必要かもしれません。
米粉湯の看板に従い路地を通っていくと…どーんと屋台の突き出したお店が現れます。いかにも昔から営業している雰囲気に満たされていてわくわくする外観です。店内の様子とメニュー
さて、行ったときは(平日の14時くらい)お昼のピークを過ぎていたからか、席にも空きがあったので運よく滑り込むことができました。
テーブルは全部で4つくらいのこじんまりとしたお店です。このようにキッチンが店内外を横断する形で設置されており、いわゆる台湾式の食堂といえます。さて、肝心のメニューはこちら。看板メニューは米粉湯(ミーファンタン)ですが、魯肉飯を頼んでいるお客さんが多かった印象です。それにしてもこのお店、一般的な台湾食堂にある書き込み式のメニューがなく、口頭注文が基本という、若干注文にもハードルのあるお店です。そんな時は、「魯肉飯」と「油豆腐(ヨードウフ)」と覚えているものをサクッと注文。
老店の魯肉飯はちょっと他のお店とは違う味わい
さて、注文したのはこちら。
魯肉飯(30台湾ドル)と油豆腐(10台湾ドル)です。200円しないくらいという激安!一言でいうとありえない価格です。台北駅の真裏で。魯肉飯は脂身が少なめのタイプです。パクリと食べた魯肉飯の感想は、「他の店とはちょっと違う…」でした。八角などの香辛料の香りは全くせず、胡椒の香りがするくらいで、あとはしょうゆなどの調味料の味。とても食べやすいうえ、タレもご飯にしみこんでいるので最後まで飽きずに食べられるものです。屋台とかではあまり食べられない、本格的な魯肉飯という感じ。豆腐自体は普通の厚揚げ感があったんですが、後かけのタレがかなり複雑な味わい。醤油だけではなくて他にコクのある何かが入っているのか、めちゃくちゃおいしかったです。これと針ショウガを一緒に食べるととにかくめちゃくちゃおいしい。さらに机には辛みそ的なものと辣醤(ラージャン:辛い調味料的な奴)が置いてあるので、ラージャンを一かけ今までは衛生面を気にして使ってこなかったんですけど、やっぱりなんでも挑戦ということで初めてかけてみました。そしたらめちゃめちゃ辛かった…。でも油豆腐のタレと相性がよく、とてもおいしかったです。かけすぎには注意!というわけで、今回は地元の方に愛される名店の紹介でした。台北駅からほど近いので、新幹線までの空き時間、飛行機までの隙間時間に訪れるのもお勧めです。
69年老店面攤
【住所】103台北市大同區華陰街101巷5號
【営業時間】月~金:7:30~18:00
【定休日】土日
【営業時間】月~金:7:30~18:00
【定休日】土日
看板の米粉湯もおいしいのだと思います。みんな頼んでいました。