バーワンとタイトルで言ったものの、他に形容する単語がないくらい不思議な食べ物です。水晶餃というもので、刻んだ肉やたけのこをバーワンのようなモチモチの皮に包んで蒸し上げた逸品で、台湾の中でもごく限られたお店でしか食べることのできない、個人的には幻の食べ物です。
禄記包子
水晶餃は台南駅から南西へ10分、禄記包子というお店で蒸したてを食べることができます。お店の場所はこちら。路地に入った少しわかりにくいところにあります。
店構えはこんな感じ。
現地の方々が、バイクでいくつも水晶餃を買っていく様子から大変人気のお店のようで期待が高まります。
禄記包子と水晶餃を作る様子
メニューは、水晶餃だけではなく、普通の肉まんやニラまんなども充実していましたが、ほとんどのお客さんは水晶餃を注文。かつお店の中では常に水晶餃を作っているようでした。その様子をちょっぴりご紹介、
まずは生地を機械でこねます
こねた生地をシート状にしていきます
中身の具材を作っていきます。たけのこおいしそう
最後に具材を皮の中につめていきます
このまま蒸せば出来上がります。水晶餃は人気商品なので、一日に何回も蒸し上げていますが、タイミングが悪いとうりきれていることもあるようなので中が必要です。
水晶餃のお味
ではさっそく注文して食べました。注文は、レジで普通におばちゃんに頼む感じで、イートインスペースはないので外で食べます。すでに中が透けています!大きさは直径中指くらい、厚さは指一本分くらいなので、大きすぎず小さすぎずです。熱々で握れない…
中はこんなかんじ。
ちょっと見づらいですが、十分に厚い皮は、まるでバーワンのようにもっっちりしたでんぷん質豊かな歯ごたえ。中身は7割たけのこ、3割豚肉といった感じで、たけのこの食感がサクサクでおいしい!八角の香りは少ししますが、強すぎず苦手でも食べられると思います。イメージとしてはやっぱりタレのないバーワンみたいなかんじですが、その分中身に味がしっかりついているので物足りなさはありません。これ、日本で出したらめっちゃ受けると思うんだけどなぁ。
というわけで、台南では水晶餃は禄記包子で、台北では西門付近に食べられるお店があるので探してみましょう!
禄記包子
【住所】700台南市中西區開山路3巷27號
【営業時間】8:00~17:30
【定休日】なし