【台南グルメ】地元民しかいない、鹹豆漿と蛋餅以外しか勝たん朝食店

台湾全土におよそ数万点はあるであろう朝食店。有名店・無名店あれど、それぞれが独自の味を持ち、強いメニューで勝負している様は、世界広しといえど台湾だけではないでしょうか。その独自の朝食文化で鍛え上げられてきたのが、鹹豆漿と蛋餅であろうと考えています。朝食店に入ったら、どうしてもそれらを注文してしまい、他の物は胃袋に入らない…という悩みを抱えていた筆者ですが、ある店でその悩みが解消しました。

鹹豆漿も蛋餅もない??

入ったお店は老李早餐店です。台南駅から歩いて15分くらいのところにあるこちらのお店。目立った看板もなく、ひっきりなしにバイクでテイクアウトするお客さんに溢れた地元に愛されるお店です。
そして、こちらにはみんな大好きな鹹豆漿はありませんでした!ガーン!そして、早めの時間に行ったら蛋餅もありませんでした涙 どうやら、8時から提供している様子でした。鹹豆漿も蛋餅も頼めない今、いったい何を注文したらいいのか途方にくれました…。
そういう時は、メニューを見つつ地元民が何を注文しているのかをチェックすることが重要です。
メニュー的には、肉まん的なもの、饅頭的なもの、トースト的なものが主力のようです。飲料は米・杏仁・豆の漿的なもの。
カウンターの上には、飲み物のサイズと食べ物のサイズ感のわかるものが置いてありました。とても親切。
しっかり地元民が注文しているものをウォッチすると、、、
この上にある黒糖の饅頭に
おばさんの焼く卵を挟んだ
これと、米漿(お米とピーナッツから絞られた漿的な甘い飲み物)を頼んでいる人が9割!
だったので同じものを注文しました。
黒糖饅頭加蛋。22元。
これが!黒糖の程よい甘さと卵の甘さ、そして塩が相まって絶妙な味わいでした。饅頭も暖かくなっていて、ふかふかでおいしい!こんなにおいしい饅頭は初めてでした。
さらに飲み物の米漿は…
米漿。15元。
トロトロであったかくて、甘味は強めだったけど濃厚でチョコレートを思わせるような後味ではまるおいしさでした。これは台北でもよく売っているので見つけたら注文すべし!という味わいです。
いい朝食店を見極めるコツは、テイクアウトのお客さんが多いところです。バイクでテイクアウトしてでも通うということは、それなりに理由があり、そして隠れた看板メニューを見つけるポイントにもなります。

老李早餐店
 住所:700台南市中西區民權路二段2號
 営業時間:6:20~10:15
 定休日:月曜日