台湾ではメジャーなタロイモ
日本ではあまりなじみはないですが、台湾ではタロイモスイーツが大人気です。タロイモを甘く煮詰めた芋頭(ウートゥ)は、豆花にいれたりお汁粉に入れたり、ペースト状にした芋泥(ウーニー)はかき氷に乗せたり、ドリンクのトッピングにしたり、とても愛されている素材です。
そんなタロイモにフォーカスを当て、たくさんのスイーツを販売しているお店が食芋堂です。
食芋堂の場所
台北市内では2店舗ほど展開されているようです。今回訪れたのは「食芋堂 仁愛総店」です。
場所は国父記念館駅から徒歩5分くらいの住宅街の中にあります。本店は松江南京駅から北上して徒歩10分くらいのところにありますね。
細かい商品のラインナップはホームページに詳しくあります。ケーキ、ロールケーキ、饅頭、タルトなどなど洋菓子中心のラインナップですが、食べ歩きやばらまきお土産にも最適なスイーツがたくさんあります。
台中名産の太陽餅にタロイモを使った芋香太陽餅は絶品
店内には、ショーケースにケーキやシュークリームなどがたくさん陳列されていましたが、今回は持ち帰ってばらまく用のお土産を探していたので、常温コーナーへ。ちなみに、シュークリームはとても人気のようで、食べ歩きもできるのでこれはこれでお勧めです。
こちらは詰め合わせボックス。手土産利用やばらまきお土産に最適です。多くのお土産にタロイモが使われていて、クッキーやまんじゅうなどバラエティも豊で、ばら売りもしています。そして今回お目当てにしていたのがこちら、芋香太陽餅。太陽餅とは、餡をいく層ものパイ生地でくるんだ平べったいお饅頭のようなもので、台中の銘菓です。他のお店でもタロイモの餡を包んだ太陽餅はあるのですが、こちらのものはタロイモの味が濃く、甘くておいしいと評判。というわけで持ち帰って実食しました。
1個35元、8個250元で売っていました。太陽餅はとても崩れやすいので、できれば箱で買うのがおすすめです。中をあけると、タロイモの餡がはみ出るくらいぎっしり詰まっているのがわかります。普通の太陽餅ではパイ生地に隠れて中の餡はちょびっとしか入っていないことが多いのですが、この太陽餅はギッチギチに餡が入っているのが外からでもよくわかります。一口食べてみると、しっとりと歯ごたえの中に、ねっちりとした餡がタロイモの風味が濃く、太陽餅というより饅頭に近いような味わい。外皮は比較的少なく、餡が全体の7割くらいを占めているので、タロイモの存在感が強く、満足感の高い一品でした。太陽餅は外の皮がボロボロと崩れて机を汚してしまうので、ゴミ箱を抱えながら食べるのが吉!なんて言われていますが、この太陽餅はそこまでぽろぽろ崩れないので食べやすい点もよきです。
きっとお土産にしても喜ばれる一品になると思います。
食芋堂 仁愛総店
【営業時間】12:00-17:00
【定休日】月曜日