魯肉飯(ルーローハン)でも焢肉飯(コンローハン)でもない幻の飯、「五花肉飯(ウーファローハン)がここにはあります。よりディープな台湾飯を食べるなら、滷三塊五花肉飯というローカル食堂が大変お勧め。実食レビューです。
滷三塊五花肉飯の場所
場所は非常にローカル。台北市北部の石牌駅というところから、歩いて10分程度のところにあります。
駅の反対側は夜市が展開されていて賑やかなのですが、こちら側は幹線道路があったりあまり繁華街的な雰囲気はありません。
豊富なメニューと一押し商品は
メニューはこちら。やはり看板商品は五花肉飯と呼ばれるものです。五花肉とは、いわゆる豚のばら肉。それを魯肉っぽく味付けしたものをご飯に乗っけたのが五花肉飯(ウーファローハン)です。ほぼすべての人が注文するメニューです。
今回は、この小と、空心菜の炒め物、あと卵を注文しました。
他には、魚メニュー、スープ、豆腐など豊富なメニューが魅力的です。
お店の中には年季の入った札型メニューも。老舗で食べる看板メニューの味はいかほどか。
ほろりほろり
結構混んでいたので料理が来るのが少し時間がかかりましたが、やってきたのがこちら。まずは五花肉飯です。
豚バラの塊が3つほど、ドカンと乗っています。まさに店名にもある滷三塊の五花肉飯。
五花肉飯(小):45元 |
早速肉にパクつくと、味は思ったより甘さ控えめで醤油感の強い味わい。
ただその食感はほろりほろり。脂身と肉のバランスも絶妙で、ご飯が進みます。醤油ベースで甘さ控えめなので、脂身を食べていてもくどくなく、パクパク行けてしまう不思議。
このご飯に合うのはやっぱり滷蛋(ルーダン:煮卵)
滷蛋:10元 |
てりってりに煮込まれた卵は黒光りしています。どうして煮卵がこんなに安いのか、不思議です。日本で追加トッピングすれば100円は確実にするはずですが、この価格はすごい。
ガブリと食べると、味・弾力ともに煮込みの深いことがよくわかる味わいです。味がしみ込んだことが目で見てわかる白身の色合いもすごい。手がかかっていることがよくわかります。
ごはんと一緒に卵を食べながら、次に空心菜に手を付けます。
タイで食べるものとはちょっと違う
こちらのお店の空心菜は、フライドエシャロットが乗っていて、ガーリックがなしのやつです。醤油でササっと炒めた空心菜は、シャキシャキ感がしっかり残った姿かたち。
滷空心菜:40元 |
味は香ばしく、しょっぱすぎず、シャキシャキ。フライドエシャロットが薫り高く食欲をさらにそそります。これもごはんに合う!
どの料理も絶品で何回でも通いたくなる味です。
厨房には豆腐などの煮込みもたくさん。
お弁当で普段使いする人も多く、歴史が長い店ですが底堅い人気を誇っています。老若男女、お客さんがついているお店ここにあり。
観光客的台湾飯に少し飽きたら、少し足を延ばして石牌へ。そこには現地に溶け込んでいるローカル食堂があります。
【営業時間】17:00~翌1:00