おそらくあまりにも有名すぎて、日本人観光客も知らない人はいないといっても過言ではない豆花の名店、豆花荘。台湾には何度も言っているのになぜか訪れたことはありませんでした。だって台湾といえば魯肉飯とか牛肉面でしょ?スイーツはマンゴーかき氷でしょ?と思い込んでいる節がありました。しかし、日本にも豆花が輸入され、人気になるにつれ今更ながら気になってきたので現地で実食してきました。
約60年の老舗、豆花荘
豆花荘の周囲には、孤独のグルメでもおなじみの古早味豆花など豆花店だけでも5-6件ありますが、どれも超が付くほどの人気店でお互いしのぎを削っています。いずれも台湾随一のグルメ夜市として知られる寧夏夜市の側にあります。まるでグルメのクラスター。
場所はこちら。
1965年から続いているお店の看板も味が出ています。
店内は、変に飾っておらず、黙々と作業にふける店員さんが印象的でした。観光客慣れしているし、日本語メニューもあるので、気負いせず突っ込みます。ちなみに訪問時間が15時くらいだったので、並ばずに入ることができました。豆花といえばトッピング。数多くのトッピングがカウンター下に鎮座しています。それでは早速注文していきます。
さんざん悩んだ挙句
メニューはほんと目移りするほどたくさんあるし、トッピングどれにしようかとも悩むので、旅行中一番頭を使った瞬間かもしれません。芋圓や花生(ピーナツ)は欠かせないよなぁと思いつつ、タピオカも欲しい、どうしようとさんざん悩んだのですが、シンプルに花生豆花の冷たいやつにしました。結構おなか一杯だったのと、日本で花生の豆花を食べたときにめちゃんこおいしいと思ったからです。ピーナツといえば、塩で味つけたやつしか食べたことなかったのですが、甘く煮込んだものがこんなにおいしいとは、と目からうろこの瞬間だったので、本場でも同じものを。
他にトッピングはこんな感じでたくさんあります。
花生豆花は特に伝統的なもので、古くから台湾の方に愛されているスイーツ。
氷も少々乗っていて、黒糖の味付けもされています。決して甘すぎず、かといって薄くなくしっかり黒糖の味のする汁と粗削りにした氷がよく合います。個人的には氷はもう少し少なめがよかったかな。
花生豆花は特に伝統的なもので、古くから台湾の方に愛されているスイーツ。
花生豆花。50元。 |
豆花もつるりとしていて、のど越しがよいです。なおかつ豆腐感がしっかりあって、「ああ、本場の味だ」と思わずにはいられません。そしてこの花生。に崩れないくらいに豆がしっかりしているものの、甘い味付けはしっかりされていて、豆花と一緒に食べると相性が抜群。量もしっかり入っていて日本で食べるお茶碗サイズの豆花とはコスパも味も全く異なる印象です。シンプルイズベストとはまさにこのことか。現地の人も多くの方がこれを注文していました。
【営業時間】10:00~翌1:00
【定休日】不定休