【台北グルメ】ちょっと変わった小籠包。餡たっぷりもちもち食感の皮がおいしい「保記小篭包創始店」


今回は台湾グルメの筆頭株、小籠包の名店の紹介です。といっても多くの方が想像するスープたっぷり小籠包ではなく、ぎっちり餡ともちもち皮が特徴の小籠包。早速その魅力を紹介していきたいと思います。

保記伝統小籠包の場所

廸化街を北に進み、民権西路にぶつかる大通りの北側に展開される延三夜市エリアの中に、常設店舗として立地しています。
台北橋名物のバイクの洪水は必ず見ておきましょう。既に先進国と化した台湾ですが、バイクの量が多く政府が躍起となって公共交通機関の利用を促しており、近い将来この洪水は見られなくなるかもしれません。

商店街の中を歩いていくと、軒先で湯気をもくもくさせていて籠が積まれている店を発見したら目的のお店です。

ガレージスタイルのお店で、軒先にキッチンを構えているよくあるスタイルですが、大将が気合が入っていて真剣に小籠包を作っている姿が印象的。

お店の中は清潔でありつつ、手作り感あふれる段ボールの案内板も風情があります。
それではさっそく食べていきましょう。

小籠包8個で80元は異次元のコスパだった

注文したのは看板メニューの小籠包です。何せ店名に創始店とあり、まさか小籠包発祥のお店ではないと思いますが、保記小篭包の発祥のお店であることは間違いなく、期待が持てます。
注文した後は、たれを調合。

このでかい寸胴の中には、この店オリジナルの豆板醤ソースが溜まっています。奥には醤油があるので混ぜてしまいます。
お店の中ではスタッフの方がコツコツ小籠包を包んでいます。お客さんが来ると蒸すスタイルでいずれも作り立て。

机にタレを並べて小籠包が来るのを待ちます。

大将の後姿を眺めながら

注文する事4分くらいで小籠包がやってきました。

そのビジュアルは見たことのないもの。いかにも「蒸しましたよ」という表面からはいわゆる小籠包っぽさを感じることができません。一般的な小籠包よりも丸く、やや大ぶりな印象。どんな味がするのか…。
まずは中にどのくらいスープが隠されているのか、皮を破いて確認したところ、ほとんどスープは入っていません。いわゆる朝ごはん屋で食べる小籠包のような感じです。

やれやれ、と思いつつ一口パクリと食べると、ずっしり中には餡が詰まっています。

ほんのりした甘さとちょっとだけ八角の香り。それでもぎっちりつまった肉ともっちりした周りの皮の相性はよく、パクリパクリと食べることができます。
餡はぎっしりですが皮の分量が相対的に少なくくどくないのでパクパク食べられるおいしい小籠包でした。
やっぱり小籠包といえばスープたっぷりで火傷するくらいのやつだろ!という方には期待外れかもしれませんが、味、コスパのよくちょっと変わった小籠包を欲している方にはヒットする内容だと思いました。
お店も15時から開いているので使いやすいと思います。

保記小篭包創始店
【営業時間】15:00-22:30
【定休日】月曜日